
ベトナム進出で成功を収めたい企業はまず、「ベトナム人を使う」という意識を持たないことです。
ベトナム人は勤勉で細かい作業が得意で親日感情があり低賃金・・・
ベトナムを語る時、必ずといっていいほど、このようなことが語られます。
これらは決して間違いではなく、私もそう思います。
(私見ですが、これらのベトナム人の評価は、日本人にとって都合よく考えられている、と思えてなりません。)
しかし、いざ働くとなると労使の関係になり、そして当然のことながら労働環境やお金のことが絡みます。
ここを見過ごす、もしくは軽視する企業が後を絶ちません。
ベトナム人といっても日本人と同じ人間です。
日本人と同じように気持ちいい労働環境で、仕事に応じた給料をもらいたいのは当たり前なのです。

そこでベトナム語スクールを運営する立場から、日本の企業にアドバイスしたいのは、
気持ちのいい労働環境を作るためにはぜひ、ベトナム人とのコミュニケーションには、ベトナム語を話してほしいのです。
ベトナム人は日本企業で働くために日本語を必死でマスターします。
日常会話なら何ら問題ないベトナム人は本当にたくさんいます。
そして、企業はその日本語を話せるベトナム人を優先して採用するでしょう。
ここで勘違いしてほしくないのですが、だからといって、コミュニケーションを日本語に頼るのはとても危険です。
なぜならベトナム人はあくまでベトナム語が母国語です。
日本語を生まれつき話しているのでありません。
日常会話を日本語で出来るから、といっていつも気軽に日本語を使っているわけではないのです。
そこで、日本人が考えないといけないことは、ベトナム人に気持ちのいい労働環境を提供しようとするならば、
ベトナム人に対して母国語であるベトナム語で話しかけてあげることです。ベトナム語でコミュニケーションするのです。
よく考えてみてください。
日本人が外国へ行った時、もしくは日本国内で外国人に話しかけられた時、相手が日本語を話してくれたならば、
日本人である私たちは、「ほっ」として、例えようのない安心感に包まれた経験がありませんか?
親近感が湧き、親切になったりしませんか?仲間意識が芽生えたりしませんか?
それもそのはずです。
日本人は母国語である日本語で話せることが一番ラクだからです。
それをベトナム人に置き換えてみましょう。
そうですね。ベトナム人も同じなんです。
ベトナム人もベトナム語で話せるとなると安心しますし、親近感が湧き、仲間意識が芽生えるのです。
日本人がベトナム語を話してあげることで間違いなく、コミュニケーションはもっと円滑なものになるでしょう。
そのために、ベトナムへ進出する日本人はベトナム語を学ぶ必要があるのです。
(決して完璧に。とは言いません。少し語りかけることが出来る程度でも効果は絶大です。)

「とは言ってもベトナム語は難しいし・・・」
そう思うのはもっともです。
ベトナム語は6つの声調があり、言語の中でももっとも難しい言語とも言われます。
同じ単語でも声調によって意味が全く変わるものがあります。
これらの特徴がベトナム語を語る時は必ずといっていいほど語られ、ビビらされ(?)ます。
しかし、よく考えてみると日本でも「雲」「蜘蛛」、「花」「鼻」「華」など、同じ読みで意味の違うものはたくさんあります。
これらを私たち日本人は声調だけであまり意識をせず単語を使い分けています。
ですから「6つの声調が・・」などと最初から特徴だけを意識する必要はないのです。
あまり難しく考える必要はありません。
また、語学は「必要=使う=話せる」という式がなりたちます。
使わない言葉を詰め込むのは受験勉強でもうお腹いっぱいでしょう。
ビジネスの世界ではそんな余裕はないのです。
ですから、当スクールは、ビジネス、しかも貴社のビジネスに必要な言葉から学習します。
まさに「必要=使う=話せる」を実践します。
空気と食事とベトナム語。
これらと同じ仲間と考え、必要なものを気軽に学んでいくという意識を持つことが最も大切です。
そして、話せるようになったら、使うことです。

挨拶をする、誉める、お礼を言う・・・こういった基本的なことをベトナム人に話すだけで
ベトナム人から見た労働環境は大きく変わります。
こうすることで、貴社のベトナム進出は成功へと近づきます。
日本でも難しい問題である労使の問題。
いくらベトナムと言えど、外国であることには違いないのですから、さらに難しくなるのは当然です。
しかし、ベトナム語を学んで使うということは、この問題を解くカギであることは、
既に進出されている企業の前例からも明らかです。
・「ベトナム人を使う」という意識を持たないこと。
・ベトナム人は運命共同体であり、仲間であると認識すること。
・とにかくベトナム語でコミュニケーションを取ること。
これがビジネスにおけるベトナム語学習の最も大切な要素であり、ベトナムビジネス成功のカギです。
私たちと一緒にがんばりましょう!
Chuc may man !
ベトナム総研 代表 小山貴広 |